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丹生都比売神社

丹生都比売神社にうつひめじんじゃ

道路交通状況は、奈良県に通じる国道24号、大阪府に通じる国道480号、県内を結ぶ国道370号が、南部山沿いに高野山から田辺・龍神へと繋がる「高野龍神スカイライン」が縦横しています。また、JR和歌山線が紀の川と平行して走っています。 歴史的には高野山と深い関わりがあり、平成16年に”高野山参詣道”と共に世界遺産に登録された”丹生都比売神社”があります。また、万葉集の歌枕として多くの歌に詠まれた”妹背山”など多くの史跡が残り、特に丹生都比売神社のある天野の里は、随筆家の白洲正子さんもその著書の中で「天の一郭に開けた夢の園」と、絶賛した昔の日本の風景を今に残す地です。現在も数多くの、文化財が今も伝承されています。

  • 楼門ろうもん

    1499年(室町時代)の建立入母屋造桧皮葺室町中期の三間一戸の代表的な楼門形式<国指定重要文化財>

  • 中鳥居なかのとりい

    大正6年に焼失したものが、 平成22年10月16日に再建されました。 神仏習合の神社の鳥居形式 「両部鳥居」で軒高7メートルを超える朱塗りの鳥居です。

  • 輪橋りんきょう

    神様が渡られるための神橋で、 反り橋の形状になったのは 淀君が寄進したといわれる

  • 大峯修験者の碑おおみねしゅげんしゃのひ

    石柱四基は修験者(山伏)が、 大峯入峯に際し建てた記念碑 <県指定文化財>

  • 光明真言曼陀羅碑こうみょうしんごんまんだらひ

    1662年(寛文二年)に建立され 正面の円形の部分に梵字で 光明真言が刻まれている

  • 脇ノ宿石厨子わきのしゅくいしずし

    内部には葛城修験の御本尊 「役の行者」の石像が安置されている

お祭りと年中行事

  • 御田祭毎年1月 第3日曜日開催

    「県指定無形民俗文化財」 丹生都比売神社の楼門の下でおこなわれ、起源古く平安末期から似た形のものがあり変遷の上、江戸時代から現在の形ができたものといわれている。 田人、牛飼、一石、早乙女田づ女、礼の坊等により演じられる狂言風の 農耕儀式で田作り、種まき田植え、稲刈り、休憩などの所作で五穀豊穣を祈ります。 丹生都比売神社の楼門の下で丹生都比売神社の楼門の下で演じられる

  • 花盛祭毎年4月 第2日曜日開催

    「花盛祭」は丹生都比売神社の春の大祭で、ご祭神に花を供え春の訪れを寿ぐ祭りで、当日は参道に季節の花を竹筒に入れ飾ります。午前の祭典では、本殿の御扉を開け、祝詞を奏上し、地元の子供たちが神前神楽「浦安の舞」を舞います。 午後には、「渡御の儀」を行います。 この「渡御の儀」は、古く鎌倉・室町時代に行われ、神輿行列が和歌山市内の和歌浦にある玉津嶋神社までご巡幸した「浜降り神事」がもととなっています。 その後、天野の里内で「渡御の儀」として行事が行われ、幾度か中断しましたが平成元年に崇敬者・地元の方々の協力により復興されたものです。また、当日は野点(お茶)や雅楽・太鼓の奉納演奏も行われます。

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