神田の一隅に町石道の近くに建つ地蔵堂は、平安、鎌倉時代の高野参詣の人々の休憩場として存在しました。お堂には、弘法大師、子安地蔵、後に応其上人も安置されました。 横笛が高野山で修行をした滝口入道を待った所と伝えられています。この堂の修理改築には、高野山の各寺院がかかわっており、寄付帳も残されています。昭和初期まで、高野参詣の人々に、この堂でお茶の接待をしたと古老は語っています。
前の画面に戻る