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お知らせ

世界遺産 町石道の接待場が明るくなりました!

  • 2021.10.1 お知らせ

    世界遺産 高野参詣道町石道にある「接待場」。

    接待場では、かつて南海高野線が開通する前まで、毎年御影供(旧3月21日 お大師さんが入定された日)に、高野詣の参拝者に地元の教良寺区の村の有志が、握り飯や湯茶の接待をしていました。「接待場」には弘法大師空海の石像が今も残っており、この石像の後方数キロ先に高野山奥の院があり、この石像を拝むと「遠く御廟を望む」と言われています。

     

    この接待場に、2019年に新調の木製ベンチが寄贈され、昨年には「古き良き習わしを復活させよう」と教良寺区の皆さんが解説板を設置。昨年の御影供には約100年ぶりに教良寺区の有志の皆さんが「お接待」を復活させました。接待場は町石道を歩く人々が立ち止まりひと休みする場所になっています。

     

     そしてこの夏、森林保全と景観保全のために接待場周辺の森林が間伐されました。密集した細い木を間伐することで、木の育成と山の健康を保ち、さらに、植林されたヒノキなどを列状に間伐したことで、周辺の森は明く、遠くの紀の川まで見える眺望に。切った木は斜面に並べられ、表土の流出を防くのに役立てられています。

     季節が移りトレッキングが気持ちいい季節が始まりました。町石道を歩かれる際は、ぜひ足を止め接待場からの景色もお楽しみください。接待場は町石道の147町石と148町石の間にあります。

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